脂肪吸引PAL法ってどんなの?

 

脂肪吸引で問題になるのは……

 

・狙っただけの脂肪の量が取りきれるか

 

・取った跡の皮膚が凸凹にならないなど、きれいに仕上がるか

 

・出血・痛みを少なくし、回復までの時間を短くする

 

……といった点です。

 

そのため様々な改良が加えられています。

 

例えば「チューメセント法」があります。

 

事前に皮膚の下に、止血剤、麻酔剤などでできた溶液を送り込んでおきます。

 

これにより、脂肪がふやかされます。そのあとに吸引管(カニューレ)で、ブヨブヨになった脂肪を吸い取るのです。

 

ただ、この方法もやや古いタイプでは、麻酔がよく効くのが、皮膚の深い部分だけでした。

 

「表層や中間層にも効くように進化させた」とする方法を採用しているクリニックもあります。

 

この方式では、使う溶液は生理食塩水が主で、止血剤、麻酔剤などを混ぜてあります。

 

特に「ハイパーインフレート法」と呼んで区別することが多いようです。

 

また、「PAL法」を採用しているクリニックもあります。「パワーアシスト脂肪吸引」とも呼びます。

 

これは吸引管(カニューレ)に付けられた機能のことをいいます。

 

吸引管が前後に振動することで、脂肪を細かく砕き、吸引管に吸い込みやすくします。

 

また、医師にすると、軽く当てるだけで、吸引管がどんどん入っていきます。

 

ただし、「振動がじゃまをして、細かい作業がしにくい」といって、あまり評価しない医師もいます。

 

さらにこれを改良した「パワーエックス」も一部のクリニックには導入されています。

 

これでは吸引管が振動するのではなく、回転します。これも脂肪の中にするりと吸引管を入れていくための工夫です。

 

振動式に比べて、揺れもごく小さくて済みますので、「手元が狂いにくい」というメリットがあります。

 

また、これら以外にもいろいろな名前で呼ばれる脂肪吸引があります。

 

ただし、「吸引管を皮膚に挿して、脂肪を吸い取る」ということでは同じです。

 

名前が違っていても、「脂肪吸引のための方式の一部が違うか、使う吸引管の種類が違うだけ」と理解しておけばいいでしょう。